今回C860の環境構築は、
出先で素早くデータ参照できるPDAに仕上げるのが目標。
・・・ならばなぜpdaXromなのよ?とツッコまれそうですけど、本当にその通りです(^_^; 正直、別にQt環境で十分だと思います。
そもそもC1000がもう少し薄ければ何も問題はなかったのですけど、胸ポケットに入るかどうかとなると大きさがC860(小バッテリ)ならOKでC1000だとNGな点が重要でした。
で、なぜpdaXromなのかというと、なんというか気分の問題というか、普段使ってるPDAがSL-C1000でQt環境でもう一つも全く同じだと楽しくないというのが理由だったり。
そんなわけで以下にインストールしたアプリを紹介します。
gtkterm2
Package Managerからインストール。
以前、
pdaXromお勧めソフトでも紹介させていただいたターミナル。私はコレがお気に入りです。
(vte_0.11.10_armv5tel.ipkとgtkterm2_0.2.3_armv5tel.ipkが必要。デスクトップにアイコンができないので自作の必要あり。
管理人の部屋さんの方法もしくは
こんな感じでOK。)
ebview
(eb_4.2_armv5tel.ipkとebview_0.3.6_armv5tel.ipkの両方必要です)
ターミナルからebviewと打ち込んで起動した初回起動ではファイルが足りないとダイアログで怒られましたが、次からは普通に起動してます。起動してしまえば特に遅いとも感じませんが、起動まで多少時間がかかるので通常立ち上げっぱなしでの運用になる予定。
インストールしてもデスクトップにアイコンは作成されないのでこれも自作しておきます。
私の場合、データ閲覧が主な用途のPDAとして運用するならば、EPWING辞書を使用できるのが必須条件です。
ebviewという名称なのでEPWING形式の辞書を読めるのは想像つきましたが、なんとebviewはテキストファイルの検索もしてくれます。
Qt環境ではztenvとGUIgrepで行っていたデータ検索がこのソフト1本で済んでしまいます。
ebviewでのテキストファイル検索ができなかった場合、vimでgrepするしかないかと思っていただけにうれしい。
(別にCUIを否定するわけでもなければGUIマンセーってわけでもなく、「素早くデータを見たい」時にコマンドをキーボードから入力するのがイヤだっただけです。できれば1〜2回の画面タップと検索したい単語の入力だけで済ませたかったので)
私が現在までテキストファイルで溜め込んだメモ・資料・数値データ等も検索してくれるのです。
その中でも特に頻繁に使うテキストファイルを3つ登録して使ってみたところ検索も激速でした。(1.5MB、4MB、4MBの巨大なテキストです)
ちなみに、今回pdaXromを使うにあたって、蓄積してきたテキストファイルをPC上で変換作業しておきました。
まずはファイル名の半角スペースを半角のアンダーバー等に置き換え、日本語ファイル名を半角英数字に。
さらにファイル内の機種依存文字を置換した後に全てのテキストファイルの文字コードをSHIFT-JISからEUC-JPに変えておきました。
以前はWindowsやLinux等が混在する環境だったので気をつけていたんですが最近すっかりWin一色になっていたので・・・
FreeNoteQt
メモを取るならコレです。Qt環境でもよく使用してます。
pdaXromでも使えるというのは嬉しい限り。
xzgv
標準のGQviewでは複数ウィンドウ構成になっていて肝心の画像表示部分が小さくなります。
xzgvはその点画像を表示させる面積が大きく、さらにはほとんどの操作をキーで行える点からも素早くデータを見ることができます。
現場ではレイアウトされたデータを見ることが多く、それがPDFであったり、CE機ならRepliGoを使ったりしてました。
これらのアプリは検索もできたりして便利な反面、動作が重く、一刻も早くデータを参照したいときはやはり画像データで持ち歩いたほうが無難であると最近考え始めています。
具体的には、PDFであればjpgファイルに変換しておいて見るといった使い方になってます。
リナザウやポケピのVGA画面で見やすいように、あらかじめPC上でリサイズ・加工しておくと表示も早くなります。
Leafpad
vim
Package Managerからインストール。
手軽に設定ファイルを変更したり、ちょっとした空き時間に文章をつくる際に使用します。
rox
ファイラーです。Package Managerからインストール。
日本語化するには
ROX(ファイラ)のメッセージを日本語化したい。(FAQ集 - pdaXrom.jp)
【特集】Linux Zaurusをハックする - pdaXromでLinux Zaurusの新たな一面を探る (11) インストールしておきたい便利なソフトウェア (MYCOMジャーナル)を参考に。
日本語化モジュールのja.gmoの入手は後者のリンクからのが楽です。
(引用)
サイト名 Garbage design Works BLOG
--ネット関係--
今回のSL-C860のテーマが”出先で素早くデータ参照できるPDA”なのでネット関係はそれほど重要ではありません。しかし無いよりはあった方がいいわけで、特に夏を迎えるこれからはカバンやポーチを持ち歩けない状況でのネット接続も必要になるかもしれません。
Firefox
Package Managerからインストールしました。起動してみたら日本語OKな状態になっており、ウィンドウ上部のタイトル文字もちゃんと日本語表示されてました。
起動に時間がかかる+メモリ喰い なので急いでデータを見るには適してません。
素早くローカルのhtmlを閲覧できるソフトを探さねば。
axyftp
Package Managerからインストール。日本語表示させる必要性が皆無なのでこれで十分です。ブログ更新時の写真転送やIRCゲートウェイのconfファイル入れ替え・ログのダウンロード等に使えます。
Gaim-jp
日本語化済のメッセンジャー。Package Managerからインストール。
IRCをやるときは、新規にアカウントを作成するとき、addボタンをタップして出る「アカウントの追加」ウィンドウの下部にある「追加オプションを表示する」をタップ→エンコーディングの欄に
iso-2022-jp
と入力しないと文字化けするのは以前と変わりませんので注意。
(アカウント作成後も「アカウント」ウィンドウからスクリーン名を選んで「変更」ボタンをタップすることで上記と同様の設定変更が可能です)
少々困ったのは、plumなどのゲートウェイを使ってIRCに常駐し十数個のチャンネルにjoinしてる場合です。
ゲートウェイにGaim経由で接続して会話するのには問題ないようですが、Gaimを終了させたらゲートウェイが勝手にチャンネルをpartしてしまう仕様はイヤすぎます。
QtアプリのZiciZのようなIRCクライアントは無いものでしょうか・・・
Sylpheed
pdaXromパッケージ導入時から日本語化されてました。素晴らしい。
Qt環境だとGUIで普通に使えるメーラーが皆無であることを考えると、メールが重要って人はQt環境よりもpdaXromの方が魅力的でしょうね。
現在のakaiの業務はそれほどメール連絡は重要ではないので、もっと前にこんな環境があったらずいぶんと仕事も楽だったと思います。
--その他--
pdaXrom 対応 VisualBoyAdvance1.7/SDL
データ閲覧とは全く関係ありません(ってか仕事中にできないし(^_^;
Qt版と比べたかったので入れてみました。
上記ページでは
コンソールから起動するのが最も高速に動作します
とのことですが、X上でターミナルから起動してみました。
まずは、ターミナルに
VisualBoyAdvance --rom-size16 ロム名
と打ち込んでおいて後はEnterキーを押すだけにしておき、[Fn]+[2]キーを押して解像度を320x240に変えてからEnterを押してみました。
特にクロックアップなどしてませんが速いです。
体感的には、Qt環境で
スペカ+クロックアップで試した時と同じくらいでしょうか。スペカ(クロックアップ無し)で試した時より若干速いように感じました。
すごいな・・・
VBAの他にもエミュレータがあるようですのでそういうのが好きな方はpdaXromがいいのかもです。
エミュだけなら日本語化する必要さえありませんし。
【お詫び】
引用したja.gmoのリンク先とサイト名がleafpadのダウンロード先になっていましたので修正しました。