QPOBoxを導入して自分用辞書を使い出してから快適にモバイル入力生活してましたが、どうにも使い勝手が悪いのでSL-C860を使っていた頃を思い出しつつ設定しました。
(KeyHelperAppletのインストールを前提にしてます)
1.[全/半]キーでQPOBoxをON・OFF
インストールしてデフォルトの状態だとQPOBoxの起動は画面のIMアイコンをタップするしかありません。
そこでKeyHelperとの組合せで[全/半]キーでQPOBoxのON・OFFを行う設定をします。
作者様ページ
Takahiro's inside out - QPOBox+KeyHelperApplet設定のIMの起動設定を参考に行います。
引用すると、
まず、keyhelper.conf の[Launch]セクションに、
F21 = @qcop QPE/QPOBox show()
の1行を追加します。@qcop のうしろはタブなので注意。 (0.2以前では F21 = @qcop QPE/TaskBar showInputMethod()にしてください)
次に、keyhelper.xml の <extensions> のならびに、
<define key="F21" kind="launch">
</define>
の2行を追加します。
これで、全/半キーで現在選択されているIMが開くようになります。QPOBoxを選択している状態であれば、On/Offのトグル動作が実現できます。
(keyhelper.xmlとkeyhelper.confは/home/zaurus/Settings/に置きます)
無事[全/半]キーでQPOBoxのOn・Offができるようになりました。
また、モバチキさんの
SL-C700 QPOBoxで快適文字入力
には上記の設定の他にもQPOBoxの使い方が簡潔にスクリーンショット入りで解説されてますので助かります。
2.QPOBoxでスペースを入力するには?
KeyHelperAppletとQPOBoxをインストールしただけだと、QPOBoxでスペースの入力ができません。
とりあえず調べてみました。
Takahiro's inside out - QPOBox+KeyHelperApplet設定の「QPOBoxの設定」にある通りに、/home/zaurus/Settings/qpobox.conf の [global]セクションに
UseKeyHelper = 1
の一行を追加。
そしてさらに「Shift+Space の設定」の通りにやってみます。
(以下引用です)
QPOBox と KeyHelperApplet を併用する場合、初期状態でShift+Spaceで半角スペースを入力する機能が効かなくなってしまいます。この部分は KeyHelperApplet のマッピング機能で回避することにします。以下を <mapping> に追加してください。
<define key="Space">
<modifier Shift="On"/>
<map key="Space"/>
<map_modifier Shift="Off"/>
</define>
上記設定をした後にターミナルで
khctl disable
khctl enable
さらに念のためC1000本体も再起動してみました。
うーむ。SL-C860を使っていた時はここまでの設定でShift+Spaceで入力できていたはずなのにダメですね(注意:私の記憶違いの恐れあり)。先程までShift+Spaceで縦棒が出てましたが今度は何もでなくなっちゃいました。
なんとかならんもんかとQPOBoxを色々いじっているうちにShift+EnterでQPOBoxが「Thru mode」となり、標準のIMがQPOBoxを素通りするモードになることに気付きました(今更・・・
これって/opt/Qtopia/share/qpobox.keyの[INIT]セクションに記述してある
Shift+Return = THRU_MODE
ですね。直接入力モードです。
(リナザウ使ってなかったらすっかり忘れてますね(^_^;
直接入力モードで全角・半角のスペースを入力したらもう一度Shift+Returnで通常の入力モードに復帰します。
当分はこの使い方をするしかないのだろうか?と敗北感に打ちのめされつつさらに調べると・・・
QPOBoxで「sp」と入力すると全角スペースが変換候補に出る
という情報がありました。
試してみると確かにspで変換候補に全角スペースが出ます!
さっそく確認のためQPOBoxの辞書ファイル(/home/QtPalmtop/pobox/staticdic)をZEDitorで開くと、spとspaceで全角スペースが登録してありました。
せっかく辞書ファイルを開いたのでついでに
半角スペースも登録することに。
ここで注意しなければならないのは、QPOBoxの辞書ファイルは登録単語がアルファベット順にソートされているということです。
私は「hs」で半角スペースを登録したいので、すでに登録済みになっているhpとhuの間に追加しておきました。
辞書ファイルを保存してQPOBoxを再起動・・・といきたかったのですけど、コマンドすっかり忘れてます orz
なので手っ取り早くC1000本体を再起動。
これでhsと入力すれば半角スペースが変換候補に出るようになりました。
めでたしめでたし。